英那郷(読み)あきなごう

日本歴史地名大系 「英那郷」の解説

英那郷
あきなごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに訓を欠く。「日本地理志料」は「和名抄」伊勢国鈴鹿郡英多郷の訓「安加多」を引いて、「阿岐奈」と訓ずべしとする。また同書は「万葉集」巻一四に「足柄の安伎奈の山に引こ舟の後引かしもよここば児がたに」と詠まれる「安伎奈」は足柄が山脈の及ぶところの称として冠してあることから、この英那をさすとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android