英田町(読み)あいだちよう

日本歴史地名大系 「英田町」の解説

英田町
あいだちよう

面積:六三・六五平方キロ

郡南部に位置し、北は作東さくとう町・美作町、西は久米くめ柵原やなはら町、南から東にかけては和気わけ佐伯さえき町・和気町・吉永よしなが町と接する。町の北西部を吉井川支流の吉野よしの川が南流し、流域に平坦地がみられる。同川沿いに国道三七四号が通る。町の東部と南部は高地で、吉永町境にみなみウネ山(四七一メートル)、佐伯町境に妙見みようけん(五一九・二メートル)などがあり、これらの山地をほぼ西に河会かわい川が流れて福本ふくもとで吉野川に注ぐ。河会川の上流域を十丁じつちよう(十町谷)とよぶ。茶、マツタケシイタケ、タバコなどを産し、妙見山にはキャンプ場がある。町東部の滝宮たきのみやに式内社とされる天石門別あめのいわとわけ神社が鎮座し、真神まがみには真言宗御室派の古刹長福ちようふく寺がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報