苅松田城跡(読み)かりまたじようあと

日本歴史地名大系 「苅松田城跡」の解説

苅松田城跡
かりまたじようあと

[現在地名]飯野町飯野 館

当町南端東和とうわ町境に近い丘陵上に位置する平山城で、東側の通称針道はりみち街道は東安達の四本松しおのまつ(現岩代町)小手森おでもり(現東和町)に通じる要路であった。南高北低の自然地形を利用し、南端の主郭と東郭北端北郭とその中間の半内田はんないだたて地内に侍屋敷を配する。主郭は標高二五一メートル地点の本郭を中心に二の郭・三の郭などの郭を環郭式に配置し、三の郭東方に馬場跡といわれる東郭の段築がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android