芹井村(読み)せいりんむら

日本歴史地名大系 「芹井村」の解説

芹井村
せいりんむら

[現在地名]桜井市大字芹井せりい

三谷みたに村南方、初瀬川支流の芹井せいりん川流域の村落。「磯城郡誌」には「伝へ言ふ。大字の中央に大なる井泉あり、其下流に芹を群生し、年中萌芽を生じて絶ゆる時なし、若し村内に事あるときは必ず芹に異様の兆候を呈す」という地名説話を載せている。中世、芹井治部らが塁を構えたという(国民郷士記)

文禄四年(一五九五)の大和国城上郡芹井村御検地帳(芹井区有文書)では村高一一三・一石(荒高一二・六一石)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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