花粉層位学(読み)かふんそういがく(英語表記)pollen stratigraphy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「花粉層位学」の意味・わかりやすい解説

花粉層位学
かふんそういがく
pollen stratigraphy

花粉層序学ともいう。堆積層の中に含まれている花粉群集の特徴から,地層の形成,重なり方を研究する学問分野。花粉の外側構造は腐敗しにくく比較的保存されやすいので,貝化石の乏しい陸成層の研究に有効。気候変化植生変化推定,海底地質の解明などにも役立つ。 (→花粉分析 , 層位学 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android