花稲村(読み)はないなむら

日本歴史地名大系 「花稲村」の解説

花稲村
はないなむら

[現在地名]大野原町花稲

唐井手からいで川の下流域に位置し、東は大野原村、西はひうち灘。寛永国絵図に村名がみえ、ひめ郷に所属。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では花稲村として高四六七石余、うち二八石余が新田悪所。「西讃府志」によると高五二三石余、反別は七〇町七反余、うち畑二七町三反余・屋敷二町五反余。家数一七〇・人数八八八、牛六〇・馬三。溜池竜田たつた池・子之この池、出水六左衛門ろくざえもん泉・善右衛門ぜんえもん泉・孫兵衛まごべえ泉など一四。安政四年(一八五七)以来粉挽ならびに米搗水車株を取得し、冥加銀を納めている利助が水車稼をしており、家業は慶応三年(一八六七)までは継続していた(「万覚帳」佐伯文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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