花櫓(読み)はなやぐら

精選版 日本国語大辞典 「花櫓」の意味・読み・例文・類語

はな‐やぐら【花櫓】

〘名〙
① 桜の樹で作った櫓。また、桜の樹を櫓がわりにしたもの。
吉野山独案内(1671)四「円居して人々見よと夕暮の花矢倉にも弓張の月」
歌舞伎劇場で、芝居の櫓の美称
長唄松竹梅(新松竹梅)(1868)「守田津中むら繁栄は、両座の梅の花櫓、声も揃うていさぎよく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android