花本村(読み)はなもとむら

日本歴史地名大系 「花本村」の解説

花本村
はなもとむら

[現在地名]豊田市花本町

矢作川とかご川の合流部分にあり、集落の辺りは標高五四メートル前後で越戸こしど面の典型例である。村域の宇津木うつぎ古墳からは内行花文鏡が出土している。字宇津木の八幡神社にある天正一二年(一五八四)の棟札には「三州賀茂郡高橋庄花本村住人平松与左衛門広忠」として村名がみえる。「八講牒」(猿投神社蔵)によると、平松広忠は織田信雄家臣で、余語氏に代わって挙母ころも城主となっている。

寛永郷帳には村名は記載されず、越戸村の内と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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