デジタル大辞泉
「舎弟」の意味・読み・例文・類語
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しゃ‐てい【舎弟】
[1] 〘名〙
※
東大寺文書‐天慶三年(940)五月六日・筑前国観世音寺牒案「件庄田故前典侍従四位下源朝臣珍子忌日法事并瓫供料、舎弟蔭孫敏従美作」 〔
杜甫‐得舎弟消息詩〕
※菅家文草(900頃)二・賀橘木「聞君舎弟皆家業、次第当探海底珠」
※宇治拾遺(1221頃)一五「そこの舎弟、
もろもろのあしきことの限りをこのみて、多くの人を歎かする。など制し給はぬぞ」
③ 弟分。
※いやな感じ(1960‐63)〈
高見順〉一「砂馬より
年上だけど、リャク屋としてはシャテイ(弟分)格だった」
[2]
狂言の
曲名。各流。いつも兄に舎弟と呼ばれている弟がいたずらな
物知りに舎弟とは
盗人の唐名だと教えられ、怒って兄の家に行き、兄を引き倒す。「
狂言記(外)」では「兄弟いさかい」という。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「舎弟」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報