興生寺(読み)こうしようじ

日本歴史地名大系 「興生寺」の解説

興生寺
こうしようじ

[現在地名]壬生町本丸二丁目

真言宗智山派で、近世は壬生三ヵ寺の一。医王山満月院と号し、大日如来本尊とする。元禄六年(一六九三)の由来書(寺蔵)に本尊は薬師如来・大日如来とある。同書によれば文明一二年(一四八〇)秀海の開基で、朱印地は境内五五石とある。末寺は壬生の無量寿院・千手院・持宝院のほか、藤井ふじい村の円照えんしよう寺、国谷くにや村の真照しんしよう寺など二〇ヵ寺。壬生藩主代々の祈願所で、元和九年(一六二三)には同藩主日根野吉明が客殿を寄進している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android