膳殿(読み)カシワドノ

デジタル大辞泉 「膳殿」の意味・読み・例文・類語

かしわ‐どの〔かしは‐〕【膳殿】

神宮で、食事用意をする建物
大嘗祭だいじょうさいの際、神に供える食事を調理する建物。膳屋かしわや

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精選版 日本国語大辞典 「膳殿」の意味・読み・例文・類語

かしわ‐どのかしは‥【膳殿・柏殿】

  1. 〘 名詞 〙 神聖な食事を調える建物。
  2. 神宮で、膳部を調える建物。
    1. [初出の実例]「斎内親王御膳壱院 御膳殿壱間」(出典:止由気宮儀式帳(804))
  3. 大嘗祭(だいじょうさい)の時、神に供える食事を調理する建物。悠紀(ゆき)主基(すき)両院に設けられた。膳屋(かしわや)
    1. [初出の実例]「神祇官引内膳膳部等於主基膳殿、料理神御饌」(出典延喜式(927)七)

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