膝が抜ける(読み)ヒザガヌケル

デジタル大辞泉 「膝が抜ける」の意味・読み・例文・類語

ひざ・ける

衣服の膝の部分が、すり切れたり伸びて前方に突き出たりする。「―・けたズボン
膝に力が入らなくなる。「がっくり―・ける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「膝が抜ける」の意味・読み・例文・類語

ひざ【膝】 が 抜(ぬ)ける

着物やズボンの膝の部分がすれて穴があく。また、その部分の生地が伸びて前方に突き出る。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二五「病身らしい険相な女で、膝(ヒザ)の抜(ヌ)けた障子格子古布子に洗晒しの単物を重ねて」
② 膝の力がなくなる。
湯島詣(1899)〈泉鏡花〉一五「がっくり膝が抜けて崩折れようとして」

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