デジタル大辞泉
「腰の物」の意味・読み・例文・類語
こし‐の‐もの【腰の物】
1 腰にさす大小の刀。
2 「腰物」に同じ。
「人の身持ちは…―のこしらへ、手足にて、あらまし見ゆることぞ」〈浮・一代男・五〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
こし【腰】 の 物(もの)
※
謡曲・
烏帽子折(1480頃)「頭
(こお)の殿よりこのおん腰の物を、守り刀にとて参らさせ給ひし」
※
随筆・折たく柴の記(1716頃)上「地おびただしく震ひ始
(そめ)て、目さめぬれば、腰の物どもとりて起出るに」
※浮世草子・好色一代男(1682)五「されば人の身持は、たとへいかなる着物にもせよ、腰(コシ)の物のこしらへ、手足にてあらましみゆる事ぞ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報