脈打(読み)みゃくうつ

精選版 日本国語大辞典 「脈打」の意味・読み・例文・類語

みゃく‐う・つ【脈打】

〘自タ五(四)〙
心臓鼓動に従って、血液血管を流れる。また、そのように、体や物などが波打つ。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉二「美しい手が膝頭に乗ってゐる。脉打(ミャクウ)つとさへ思へぬ程に静かに乗ってゐる」
② 生き生きとした力が絶えることなく流れる。
道程(1914)〈高村光太郎〉山「底の方から脈うち始めた私の全意識は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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