能囃子（読み）ノウハヤシ

デジタル大辞泉

のう‐はやし【能^×囃子】

能における器楽の演奏。能管・小鼓・大鼓・太鼓の4種の楽器（四拍子しびょうし）により、謡や舞の伴奏、登場・退場の音楽として奏される。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

のう‐はやし【能囃子】

〘名〙

① 能の笛・小鼓・大鼓・太鼓の四つの楽器からなる合奏。歌舞の伴奏や登場音楽に使われる。

※集義和書（1676頃）一四「楽をしらざる人の耳には、楽も能拍子(ノウハヤシ)もつくし琴も同じことにおもへり」

② 能と囃子。

※八帖花伝書（1573‐92）七「昭君は、類少なし。〈略〉大事の能はやしなり」

出典　精選版 日本国語大辞典