胴丸・筒丸・同丸(読み)どうまる

精選版 日本国語大辞典 「胴丸・筒丸・同丸」の意味・読み・例文・類語

どう‐まる【胴丸・筒丸・同丸】

〘名〙 (胴を丸く囲むところからの称) 鎧(よろい)一種。騎射用の大鎧に対し、徒歩戦闘に適するようにすこぶる軽快につくられた歩卒の鎧。歩兵の集団戦が盛んになった室町の頃から武将たちにも用いられた。胴丸具足。どうまろ。
源平盛衰記(14C前)二二「弓よく射る者どもは甲を著ざれ、腹巻・腹当・胴丸(ドウマル)などを著て」
[語誌]→「はらまき(腹巻)」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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