肉月(読み)ニクヅキ

デジタル大辞泉 「肉月」の意味・読み・例文・類語

にく‐づき【肉月】

漢字の偏の一。「肌」「肝」「胸」などの「月」の称。本来は「肉」の字の象形で、日月の「月」と区別していう。現在では同じ字形を用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肉月」の意味・読み・例文・類語

にく‐づき【肉月】

〘名〙 漢字の偏(へん)の一つ。肌、肺、腰などの「月」の部分をいう。本来はすじのあるやわらかい肉の象形で、単独には「肉」の形をとる。この偏をもつ字の大部分は、字典で肉部に属する。月部には日月の「月」の偏があるが、常用漢字字体表では区別しない。
※百丈清規抄(1462)四「祭と云字は、在家の以肉而祭之意也。夕は月ぞ。にくつきの心ぞ也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android