すじ

世界大百科事典(旧版)内のすじの言及

【皮膚隆線】より

…そのうえで,これも前述の三叉線に着目して比較すると,ヒトの掌紋,足底紋は類人猿よりも,ニホンザルなど狭義のサルによく似ている面をもっていて,事情は単純ではない(図2)。 なお,手相学で着目される手のひらの線,すなわち〈すじ〉ないし〈しわ〉は,皮膚隆線とはまた別であり,皮膚隆線が一生,同一の紋様を保つのに対して,それら手相学で扱われる線の細部は,後天的に多少変化する。手相学で,感情線と頭脳線とがひと続きになって手のひらを左右に通っているのを桝掛(ますかけ)と呼ぶが,これを人類学では〈サルのみぞ〉と呼んでいる。…

※「すじ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」