耳当(読み)みみあて

精選版 日本国語大辞典 「耳当」の意味・読み・例文・類語

みみ‐あて【耳当】

※八甲田山死の彷徨(1971)〈新田次郎一章「兎の毛でできた耳当てや」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「耳当」の意味・わかりやすい解説

耳当
じとう

古代東アジアにおいて用いられた耳飾り一種。形は鼓状をなし,長さは 2cm前後の玉類で,長軸に平行して縦孔が通る。側面の湾曲部を利用して,耳たぶの穿孔部に挿入し,縦孔には紐を通し,玉,その他の飾りを垂らしたと考えられている。ガラス製の耳当は中国を中心として,朝鮮,日本,台湾インドシナなどに広く分布するが,中国では戦国時代以降,主として漢代に多く用いられている。

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