精選版 日本国語大辞典 「考物」の意味・読み・例文・類語
かんがえ‐もの かんがへ‥【考物】
〘名〙
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下「さあ爰(ここ)が考(カンガ)へもの」
② いろいろと考えて解答を出すように工夫してある謎もの。はんじもの。
③ 占って判断すること。また、そのことがら。
※歌舞伎・蝶鶼山崎踊(1819)四幕「『占方(うらかた)どの、ちと頼み申したい』『ハイハイ、考へ物でござりまするか』」
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