老年社会科学(読み)ロウネンシャカイカガク

デジタル大辞泉 「老年社会科学」の意味・読み・例文・類語

ろうねん‐しゃかいかがく〔ラウネンシヤクワイクワガク〕【老年社会科学】

高齢者慢性疾患患者の保健・医療・福祉に関する諸問題に対し、心理学社会学文化人類学政策学経済学公衆衛生学などの理論方法論を用いた学際的な視点から研究を行う学問

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の老年社会科学の言及

【老年学】より

…老年学はこの加齢老化の概念とともに成立したといってよいであろう。 加齢老化の本質が基礎医学や生物学の面から微視的に解明されてくる一方で,その社会科学的側面の巨視的な解明がなされなければならないという立場から,1960年ころには社会老年学social gerontologyが提唱され,老年学は,老年医学と老年社会科学という二大分野を総合する学問としての性格を強めている。 日本では,1959年に第1回日本老年学会総会が開催されて以降,隔年に総会が開催されている。…

※「老年社会科学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」