精選版 日本国語大辞典 「義勢・儀勢・議勢・擬勢」の意味・読み・例文・類語
ぎ‐せい【義勢・儀勢・議勢・擬勢】
〘名〙
※吾妻鏡‐建暦三年(1213)五月二日「留守壮士等有二義勢一」
※大菩薩峠(1913‐41)〈中里介山〉甲源一刀流の巻「猿は怖れをなして、尚ほ高い所から、しきりに擬勢(ギセイ)を示すのを」
② (━する) 自分には相応の力や才能があると信じ込み、そう見えるように振舞うこと。
③ 正しいと信じて主張する考え、意見、見解。
④ 注釈で、特に詳しい説明を付け加えること。
※土井本周易抄(1477)五「亦の字、正義にぎせいをしたぞ」
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