美谷村(読み)びやむら

日本歴史地名大系 「美谷村」の解説

美谷村
びやむら

[現在地名]寿都郡寿都町字歌棄町うたすつちよう

明治初年(同二年八月―同六年の間)より同三九年(一九〇六)まで存続した村。種前たねまえ村の北にある。明治六年の「後志国地誌提要」に美谷村とみえ、戸数三八・人口一七八、寄留戸数一三・人口四五。同七年の美谷村出産物調書(祭魚洞文庫旧蔵)では永住者・寄留者別に鯡建網漁高などが記される。同一二年の「共武政表」に戸数六一・人口三三一、馬二〇、日本形船舶一六二、物産は鯡・鮹・鰊・鯑・鮑・煎海鼠昆布木材・薪とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android