羅漢町(読み)らかんちよう

日本歴史地名大系 「羅漢町」の解説

羅漢町
らかんちよう

[現在地名]高崎市羅漢町

とおり大信だいしん寺の北に延び、北と東西を組屋敷に挟まれた南北に細長い町。「高崎寿奈子」に「長百三十三間二尺、鐚年貢、名主青柳半兵衛、同小林太郎兵衛、家業多くは職人、其外商品々」とあり、町の長さに比して町幅は二〇間足らずであった(更正高崎旧事記)。町の北端法輪ほうりん寺があり、山号を羅漢山という。中世末期の状況を描いたと考えられる和田絵図(同書所収)では法輪寺南側の武蔵・下野への道にラカン堂とあり、すでにこの当時堂宇があったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android