置初(読み)おきそむ

精選版 日本国語大辞典 「置初」の意味・読み・例文・類語

おき‐そ・む【置初】

[1] 〘自マ下二〙 露や霜がある物の上に生じ始める。
散木奇歌集(1128頃)秋「もみぢ葉をみくらの山に初霜朝戸あけてやおきそめつらん」
[2] 〘他マ下二〙 ある場所に位置させ始める。
古今(905‐914)恋二・五八九「つゆならぬ心を花におきそめて風ふくごとに物おもひぞつく〈紀貫之〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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