繁く(読み)シゲク

デジタル大辞泉 「繁く」の意味・読み・例文・類語

しげく【繁く】

形容詞しげい」の連用形。副詞的に用いる》しきりに。しばしば。「繁く通う」
[類語]盛ん大いにしき頻繁ひんぱん引っ切りなしに絶えず

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精選版 日本国語大辞典 「繁く」の意味・読み・例文・類語

しげか‐く【繁く】

(形容詞「しげし」のク語法「しげけく」の上代東国方言) 草木の茂っていること。また、そのところ。
万葉(8C後)一四・三四八九「梓弓欲良(よら)山辺の之牙可久(シゲカク)妹ろを立ててさ寝ど払ふも」

しげけ‐く【繁く】

(形容詞「しげし」のク語法) 繁っていること。また、数の多いこと。
※万葉(8C後)二・一九九「引き放つ 矢の繁計久(しげケク) 大雪の 乱れて来たれ」

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