維和村(読み)いわむら

日本歴史地名大系 「維和村」の解説

維和村
いわむら

[現在地名]大矢野町維和

大矢野島の東にある千束蔵々せんぞくぞうぞう(維和島)を主島に、六つの島嶼群からなる。明治一四年(一八八一)登立のぼりたて村から独立した村。村名は小さな浦々が「レ和ス」に由来。千崎せんざき古墳群・広浦ひろうら古墳など各所に古墳群が散在し、有力な海士集団の存在がうかがえる。

慶長国絵図に「せんそく島」とみえる。天草島原の乱の首謀者である小西家浪人たちが隠棲した地とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android