絹巻(読み)きぬまき

精選版 日本国語大辞典 「絹巻」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐まき【絹巻】

〘名〙
手織機(ておりばた)部分の名。織られた織物を巻きとるのに用いる木製の円棒。
※俳諧・鸚鵡集(1658)一「深山木きぬまきとなる霞哉〈貞成〉」
② (①に形が似ているところから) 菓子一種白砂糖を紙巻きタバコと同じような形、大きさに固めて、甘いせんべいで巻いたもの。
③ 絹を物に巻きつけること。また、そのもの。
※栄花(1028‐92頃)後悔大将御車の輪などにきぬまきなどするを見るにも」

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