後悔(読み)こうかい

精選版 日本国語大辞典 「後悔」の意味・読み・例文・類語

こう‐かい ‥クヮイ【後悔】

〘名〙 してしまったことを後になって悔やむこと。
※本朝無題詩(1162‐64頃)七・於渡津述懐〈蓮禅〉「陽狂我向関西地。後悔百千重百千」
浄瑠璃神霊矢口渡(1770)四「しらなけりゃ是非がない。必後悔(コウクイ)さっしゃるなと」 〔史記‐高祖本紀〕

のち‐ぐい【後悔】

〘名〙 (「のちくい」とも) あとになって悔やむこと。こうかい。のちぐえ。のちぐやみ。
新訳華厳経音義私記(794)「後悔海無及 乃智久伊矣与保須奈」

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デジタル大辞泉 「後悔」の意味・読み・例文・類語

こう‐かい〔‐クワイ〕【後悔】

[名](スル)自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったとくやむこと。「短い快楽に永い後悔」「今さら後悔しても始まらない」
[類語]悔やむ悔いる悔悟悔恨悔い懲りる思い残す悔い改める痛恨懺悔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「後悔」の読み・字形・画数・意味

【後悔】こうかい(くわい)

後でくやむ。〔左伝、哀六年〕に謀をせるに、盍(なん)ぞ其の未だ作(おこ)らざるにびて、(こ)れに先んぜざる。作りて後にゆとも、亦たぶこと無きなり。

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