紫根染（読み）しこんぞめ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

紫根染
しこんぞめ

紫染ともいう。ムラサキ (紫)の根から抽出した染料を使った染色。灰汁を媒染とする。紫色に染まるが色素成分は不明。奈良時代から染められていたが，現在は岩手県および秋田県の一部でしか生産されていない。

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精選版 日本国語大辞典

しこん‐ぞめ【紫根染】

〘名〙 紫根から採った染料に、木綿、灰汁(あく)通しした絹布などを浸けて染めること。また、その染めた布。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しこん‐ぞめ【紫根染（め）】

紫根で染めること。また、染めたもの。

出典　小学館