素襖脱(読み)すおうぬぎ

精選版 日本国語大辞典 「素襖脱」の意味・読み・例文・類語

すおう‐ぬぎ すアヲ‥【素襖脱】

〘名〙 猿楽の能の時、纏頭(はな)として素襖をぬいで猿楽の人に与えること。翌日、その素襖を持ち主の所へ持っていって、金銭と交換するのがならわしであった。小袖脱と同類
※大内問答(1509)「素袍ぬぎの事〈略〉御ひたたれを出さ被候へば。各々もぬがれ候。前のごとく舞台へ持て出をかれ候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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