系図買い(読み)ケイズカイ

デジタル大辞泉 「系図買い」の意味・読み・例文・類語

けいず‐かい〔ケイヅかひ〕【系図買い】

いやしい金持ちが、その家柄をよく見せようとして、貧乏な貴族などの系図を買い取ること。また、その人。
相手人柄よりも、家柄を重視して縁組などをすること。また、その人。
窩主けいず買い」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の系図買いの言及

【系図】より

…系図の古い部分はおおかた偽系図といえよう。〈系図買い〉の語の成るゆえんである。寛永の書上げより,寛政の書上げの間に出自の氏名を変えるものもあり,〈未勘源氏〉等の類別もある。…

※「系図買い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」