糸貫町(読み)いとぬきちよう

日本歴史地名大系 「糸貫町」の解説

糸貫町
いとぬきちよう

面積:一六・〇四平方キロ

本巣郡の中央部、根尾ねお川が形成した緩傾扇状地の扇央部に位置し、標高一五―三〇メートルの平野に立地。南は真正しんせい町・北方きたがた町、東は岐阜市、北は本巣町、西は根尾川を隔てて揖斐いび大野おおの町。中央を糸貫川が南流し、北東境界に船木ふなき山丘陵がある。交通は樽見鉄道が中心部を縦断し、糸貫駅がある。これと並行して国道一五七号(本巣縦貫道)が通る。これらに交差して南端近くを国道三〇三号が横断。農地が町域の六割を占め、米作のほか富有柿の産地として全国的に著名である。施設園芸の苺栽培も盛ん。昭和二五年(一九五〇)糸貫川が廃川となってのちは、旧河川敷に行政官庁・学校・住宅が進出してきた

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報