粶・葩煎・爆米(読み)はぜ

精選版 日本国語大辞典 「粶・葩煎・爆米」の意味・読み・例文・類語

はぜ【粶・葩煎・爆米】

〘名〙 (動詞「はぜる(爆)」の連用形名詞化) 糯米(もちごめ)を煎(い)ってはぜさせたもの。江戸時代、これを盛ったものを年賀客に出したり、また蓬莱(ほうらい)台の下に敷いたりした。年末から正月にかけて、はぜ売りが売り歩いた。また、雛の節供菓子や鯉・鮒などの餌ともした。《季・新年》
日葡辞書(1603‐04)「モミ fajeni(ハゼニ) ナッタ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報