粟世村(読み)あわよむら

日本歴史地名大系 「粟世村」の解説

粟世村
あわよむら

[現在地名]豊根村三沢みさわ

樫谷下かしやげ村の上流にあたる。村内諏訪すわ神社の慶長一三年(一六〇八)棟札に「三河国加茂郡阿助庄名蔵郷里河内粟世村」とあり、大本願に「熊谷拾左門尉・借上夏目孫太夫尉」と記される。これは寛永二一年(一六四四)の棟札に樫谷下名主として夏目四郎衛門盛重、粟世名主として熊谷九郎左衛門守長とあるので、当社は樫谷下・粟世両氏子の勧請であることがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android