粋が川へはまる(読み)すいがかわへはまる

精選版 日本国語大辞典 「粋が川へはまる」の意味・読み・例文・類語

すい【粋】 が 川(かわ)へはまる

老巧な者や事情に通じている者が、かえって失敗することがあるたとえ。
浮世草子傾城色三味線(1701)江戸「あのごとく終には水(スイ)が川へはまる事、打見にはゆたかなれ共、水の中にてあしどりのいそがしさ。我等身上も、さりとはあの鳥にかわらず」

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ことわざを知る辞典 「粋が川へはまる」の解説

粋が川へはまる

言動や姿のあかぬけている者が、川へ落ちてずぶ濡れになる。粋人が粋に過ぎて身を誤る、また、老巧な者や事情に通じている者が、かえって失敗することのたとえ。

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