米良神社(読み)めらじんじや

日本歴史地名大系 「米良神社」の解説

米良神社
めらじんじや

[現在地名]西米良村小川

小川おがわの中心部の東側、小川川沿いの中水流なかづるにある。祭神は大山祇命・磐長姫命。市之宮いちのみや(元来は姉の宮といったという)ともよばれ、旧郷社。磐長姫命が天孫瓊瓊杵命の意にかなわず、失意ののちに五十鈴いすず(現一ッ瀬川)をさかのぼり小川の地に入って深淵に身を投じて死んだため、その頭髪を神体として祀ったのが草創といわれる。社殿の創建年代は定かではないが、元禄一六年(一七〇三)洪水によって社殿が流失、数町さかのぼって漂着した地に拝殿を建て、社殿は旧地から丘上の現在地に移して再建したと伝える(「宮崎県史蹟調査」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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