米戸賀村(読み)べつとがむら

日本歴史地名大系 「米戸賀村」の解説

米戸賀村
べつとがむら

[現在地名]国後くなしり郡泊村大字米戸賀村

明治初年から大正一二年(一九二三)までの村。ペトカ(大小区画沿革表)ベトカ(「町村別戸口表」市立函館図書館蔵)とも訓じられる。泊村の西、国後島の南西端部に位置し、西はオホーツク海に面する。古丹消こたんけしに小港があるが、冬期流氷で凍結する。明治二年(一八六九)国後郡が設置されたあと、同六年までにベトカ、サルカマップなどを包含してヘトカ村が成立。「千島国地誌提要」に村名がみえ、戸数七、人口アイヌ男三・女二。同八年村名表記を米戸賀に変更(根室支庁布達全書)。同二四年の戸数六、人数男一〇三・女一〇二、人夫一八、日本形艀漁小廻船二六(徴発物件一覧表)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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