籠部田村(読み)かごべたむら

日本歴史地名大系 「籠部田村」の解説

籠部田村
かごべたむら

[現在地名]八日市場市ハ

富谷とみや村・宮本みやもと村の東に位置し、北東椿つばき村。集落は東西に延びる多古銚子たこちようし道沿いに形成される。籠辺田とも記される。中世匝瑳南条そうさなんじよう庄に属したとみられる。応永二四年(一四一七)八月の日英末寺等支配注文(法宣院文書)によると、日英は末寺講演職等を弟子の千代寿と寅菊に譲っており、そのなかにみえる「籠新田」は当地のことか。現銚子市常世田の常燈とこよだのじようとう寺が所蔵する大般若経巻三九一の奥書に「筆者籠(部)田専養」とみえ、天正四年(一五七六)一〇月八日当地の住人専養が常燈寺に参籠して経典を書写している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android