篠走村(読み)ささばしりむら

日本歴史地名大系 「篠走村」の解説

篠走村
ささばしりむら

[現在地名]早川町笹走ささばしり

早川流域から鰍沢かじかざわ(現鰍沢町)方面へ抜ける尾根上に位置し、西は塩之上しおのうえ村へ、南に山道を下ると榑坪くれつぼ村へ、北東へは切石きりいし(現中富町)に通ずる道が続く。早川入一八ヵ村の一。笹走とも書いた。慶長古高帳に村名がみえ、高三九石余、幕府領。寛文一一年(一六七一)の検地高は一〇二石余、反別は田一反余、畑・屋敷三九町八反余。田は下田下々田がわずかにあるのみで、耕作地の大部分は常畑と焼畑からなっている(「検地帳」県立図書館蔵)。延宝五年(一六七七)には、寛文検地で山畑一〇町一反余・山下畑九町二反余とされた分の再検地が行われて山畑三町一反余・苅立畑(焼畑)八町余に直され(「検地帳」同館蔵)、改めて寛文一一年付の検地帳(同館蔵)が作成された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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