節田村(読み)すいつたむら

日本歴史地名大系 「節田村」の解説

節田村
すいつたむら

[現在地名]笠利節田せつた

万屋まにや村の南西方に位置し、集落は海に臨む。奄美岳(アマンデー、一三二メートル)に島建神というアマミコ(阿麻弥姑)が天降ったという伝承があり、赤木名あかぎな鼻に阿摩美姑神社が祀られる。山城やまぐすくにやと大湊ふんにやと小泊くどまり塩道しゆみち立神たちがんなどの地名が残る。笠利かさん間切の赤木名はつきな方のうちで、セェッタ・シッタともいう。正保琉球国絵図に「笠利間切之内せつた村」とみえ、沿岸の諸村と結ぶ道があるほか、浜方に突き出た「満崎」、その西手の「赤セミの浜」、内陸の「七ツ嶽」が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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