箕六村(読み)みろくむら

日本歴史地名大系 「箕六村」の解説

箕六村
みろくむら

[現在地名]美里町箕六

樋下ひのした村の南の山中長峰ながみね山脈大峰おおみね(八〇五メートル)北麓に位置する。南は有田郡楠本くすもと(現清水町)、東は上井あげい村に接する。「続風土記」は「満福寺縁起に弥勒村とす、古村中に弥勒堂ありしならん」と記す。村内西福さいふく寺蔵の鰐口に「神野庄箕六村西福寺常住也 応永九年十月一日」とあり、応永九年(一四〇二)以前に高野山領神野こうの庄内一村として当村が成立していたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android