筵帆(読み)むしろほ

精選版 日本国語大辞典 「筵帆」の意味・読み・例文・類語

むしろ‐ほ【筵帆】

〘名〙 (「むしろぼ」とも) 藁(わら)などを編んで作った筵を縦横につなぎ合わせて帆としたもの。近世初期まで主用されたが、その後の木綿帆普及一部荷船漁船で使われる程度となった。ござ帆。
談義本・化物判取牒(1755)三「莚帆(ムシロボ)を引て三四里も岸をはなれたらんと思ふ頃」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android