筋塀(読み)すじべい

精選版 日本国語大辞典 「筋塀」の意味・読み・例文・類語

すじ‐べい すぢ‥【筋塀】

〘名〙 白い横線がはいった築地(ついじ)塀。御所格式の高い寺院などに用いられることが多い。筋の本数は格式により異なり、五本はいっているものが最高。〔和漢三才図会(1712)〕

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デジタル大辞泉 「筋塀」の意味・読み・例文・類語

すじ‐べい〔すぢ‐〕【筋塀】

定規筋じょうぎすじと呼ばれる白い水平線を入れた土塀。御所や門跡寺院などに用い、格式により数を増し、5本を最高とする。

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世界大百科事典(旧版)内の筋塀の言及

【築地】より

…築地は格式を表現するものでもあり,1030年(長元3)には六位以下の者の住宅に築地をめぐらすことが禁じられている。また後世には御所や格式の高い寺院では壁面に定規筋(じようぎすじ)と呼ぶ白色の横筋を入れる〈筋塀(すじべい)〉が使われた。筋の数は格式によって異なり,最高は5本であった。…

※「筋塀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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