筋向(読み)すじむこう

精選版 日本国語大辞典 「筋向」の意味・読み・例文・類語

すじ‐むこう すぢむかふ【筋向】

滑稽本浮世床(1813‐23)初「ヘヱ、わっちは又筋向(スヂムカフ)嘉六が、例の生酔であたけたかと思ひやした」

すじ‐むかい すぢむかひ【筋向】

〘名〙 (多く建物などの配置についていう) 少し隔たった斜め向こう。特に、道をはさんで斜め向こう。はすむかい。すじむこう。
今昔(1120頃か)一九東三条戌亥の角に御する神の、木村の筋向に見え渡りければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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