等閑無(読み)とうかんない

精選版 日本国語大辞典 「等閑無」の意味・読み・例文・類語

とうかん‐な・い【等閑無】

〘形口〙 とうかんな・し 〘形ク〙 いいかげんに思っているところがない。忘れることがない。また、きわめて親しい。遠慮がなくて心やすい。
※応永本論語抄(1420)公冶長第五「心中には述懐なれども外相には等閑なき体をしてともなふをば」
咄本醒睡笑(1628)三「来し方の等閑なきに宿を尋ねおとづるるが」

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