竜飛海底[駅](読み)たっぴかいてい

百科事典マイペディア 「竜飛海底[駅]」の意味・わかりやすい解説

竜飛海底[駅]【たっぴかいてい】

青森県外ヶ浜町,青函トンネル途中にあり,かつてJR駅では2番目に低い地点にあった駅。長大な海底トンネル内での非常時避難所を活用する形で1988年開業,津軽海峡線が乗り入れる。駅の位置は海面下135.0mであるが,駅構造の特異性からこの駅を利用できる列車は限定され,建設の際に使われた斜坑を転用したケーブルカーも存在するが,地上の青函トンネル記念館見学のためのもので,自由な乗降はできず事実上の青函トンネル見学専用駅であった。なお,同じ青函トンネル内の北海道側に位置する吉岡海底駅同様,北海道新幹線をトンネルへ通すための改築に伴い,2014年に廃止された。
→関連項目北海道新幹線

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