立連(読み)たちつる

精選版 日本国語大辞典 「立連」の意味・読み・例文・類語

たち‐つ・る【立連】

〘自ラ下二〙
① 一緒に立つ。一斉に立つ。
草根集(1473頃)一五「梢より皆立つれて小山田のみしめにならぶ秋の色鳥
② (「たち」は接頭語) つれだつ。ともなう。
謡曲松虫(1514頃)「袖ふれ続く市人の〈略〉立ち連れ行くや」

たち‐つら・ぬ【立連】

〘自ナ下二〙 立ち並ぶ。列を作って立つ。
※竹取(9C末‐10C初)「大空より人雲に乗ており来てつちより五尺ばかりあがりたる程にたちつらねたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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