立臼(読み)タテウス

デジタル大辞泉 「立臼」の意味・読み・例文・類語

たて‐うす【立(て)臼】

立ち臼」に同じ。

たち‐うす【立(ち)臼】

地上にすえて、餅などをつく臼。たてうす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立臼」の意味・読み・例文・類語

たち‐うす【立臼】

〘名〙
① 地上にすえて、餠などをつく臼。たてうす。
壒嚢鈔(1445‐46)一二如来を荒薦(あらこも)を敷て、立臼(たちウス)の上に居奉り」
背丈が低く、太っている女。たてうす。
※雑俳・柳多留‐初(1765)「奥さまの加勢立臼なべのふた」

たて‐うす【立臼】

〘名〙
① 地上にすえて、餠などをつく臼。たちうす。
御伽草子隠れ里(室町時代物語集所収)(江戸初)「庭に、たてうす、ふたつならべ、よねを、うつ所もあり」
② 背丈が低く、太った女。たちうす。
※雑俳・軽口頓作(1709)「これやならぬ・あのたて臼が梅が枝か」

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