立歌(読み)たちうた

精選版 日本国語大辞典 「立歌」の意味・読み・例文・類語

たち‐うた【立歌】

〘名〙 雅楽で、歌を主体とする立奏形態と、その時の歌曲。列をなし、ふつうは立ったまま、時には行進しながら歌う。和琴和笛などの伴奏も立ったまま参加する。節会には立歌が奏されるのがふつうであったが、平安中期には五節舞久米舞・東遊(あずまあそび)大和舞悠紀主基(ゆきすき)風俗(ふぞく)などの歌に限り、立歌の制が残った。〔内裏式(833)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android